幸と辛
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     幸いの中の人知れぬ辛さ
     そして時に
     辛さを忘れてもいる幸い。
     何が満たされて幸いになり
     何が足りなくて辛いのか。
                      吉野弘『漢字喜遊曲』より

                             【北海道・美瑛】





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偶然読んだ新聞で見つけた上の詩。
「幸せ」について考えることが多い私の心の中に、スパンと入ってきて、
みなさんにも紹介したくて、引用させてもらいました。

漢字と言うのは、表意文字(一文字ずつが意味をもつ文字)であり、かつ象形文字でもあり、
その形と意味の関係を考えれば考えるほど、興味深いものがあります。

「幸と辛」については、みんな思うことは同じらしく、
中島みゆきさんには、こんな言葉があります。

幸せという字と、辛いという字は似ています。
辛いという字の上のちょっぴりの点を、十に変えると幸せになるんです。
十分辛くて、人ははじめて幸せになるんです。
くじけないでがんばってください。
これは、オールナイトニッポン最終回での言葉。
今から30年近くも前の記憶なので、細部は違っているかもしれません。
でも、ずっと長い間、くじけそうになるたびに、この言葉を思い出してがんばってきました。

そんなことも思い出した、一つの詩との出会いでした。

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by yu-yan63 | 2014-02-01 23:54 | 朝・夕
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